◆ 専 門 外 来

不妊治療

 当院の不妊治療は、他ではほとんど行われていない「針灸(はりきゅう)」と「推拿(すいな)」を併用したカラダにやさしい治療法です。また、必要に応じて「漢方薬も併用し妊娠力を高めます。 何年経っても「赤ちゃんができない」、妊娠しても「流産」してしまう。体外受精や人工授精などの最先端治療を続けても、なかなか妊娠できないという方が多く来院しています。 「妊娠できない」「流産してしまう」には、必ず理由があります。妊娠するためには、まずは体質改善から取り組むことが大切です。
 五臓六腑という言葉を聞いたことはありませんか?東洋医学では、生殖能力や生命力は「腎の臓」が深く関係していると考えています。また、中医学では不妊の原因を「腎虚(じんきょ)」「肝鬱(かんうつ)」「痰湿(たんしつ)」「血瘀(おけつ)」「血虚(けっきょ)」「胞寒(ほうかん)」「痰瘀互結(たんおごけつ)」の7タイプ(証)に分けて治療します。
 妊娠し難い理由には、虚弱体質、冷え性、体力低下、ストレス、心身疲労、暴飲暴食、栄養不足、寝不足などさまざまな理由があるのです。 当院では、「望診」「聞診」「問診」「切診」という、伝統的な診察法で原因をつきとめ、個々に合った最適な治療法により、女性が本来持っている「妊娠力」いわゆる産む力を高めること、つまり「良質な卵子」を作る、「妊娠しやすい身体」を作る、お手伝いをしています。



不妊症とは

 不妊症とは、結婚をして妊娠を望み正常な夫婦生活を営んでいるにもかかわらず、2年以上経過しても 子宝に恵まれない状態のことをいいます。健康な夫婦で避妊をしない限り、約80%~90%の方が2年~3年以内に妊娠されていますの で、現実的には3年以上子宝に恵まれない状態を『不妊症』と考えると良いでしょう。
 近年、日本の統計では10組に1組が『不妊症』といわれています。その原因として、今でも女性側の問題とされ、 1人で悩んでおられる多くの女性がいるのが現状です。しかし、WHO(世界保健機構)の男女別の不妊原因の調査結果では男性側の 原因が24%女性側の原因が41%男女共の原因が24%原因不明が11%と男性側に50%近く原因があること がわかっています。 また、現在の日本では晩婚化が進み、30代半ばを過ぎてから妊娠を希望しても生殖機能の衰えにより精子や卵子の劣化が原因となる不 妊が少なくありません。勿論、働く女性の増加により心身への過度なストレスや喫煙、そして飲酒などが原因で女性側が 『不妊症』となっていることも少なくありません。


東洋医学と西洋医学の併用




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